バターを使っていない理由

イルポンテの山倉です。

 

当店のお菓子にはバターが登場しないのですが、今まで特にその説明をしていなかったなぁとふと思いました。

もうかれこれ数年前になりますが、かつてはバターを使ったパウンドケーキやクッキーなどなど

街の洋菓子屋さんでも見かけるようなお菓子を焼いていました。

 

そんな頃、ご存じの方も多いと思いますが世の中ではバター不足になりバターを安定して手に入れることが難しくなりました。

『これでは、安心してお菓子も焼けない・・・・』

 

そしてその一方で『せっかくうちのお店を選んでくれるのだから、他にはないお菓子で喜んでもらいたい!』と商品開発に想いを寄せていました。

 

『それなら、バターを使わなくてもいいお菓子を焼こう。』と思いせっかくなら体にとってもプラスになるものを・・・で

こめ油を候補にしました。

 

ちなみにこめ油でお菓子を焼き始めて間もなく、今度はこめ油が体にいいとテレビで取り上げられ一時品薄になり

手に入れるのが大変な時がありました。とほほ

 

そんなこんなで今はもっぱらこめ油にお世話になっています。

私もアラフォー世代、こめ油は軽くてスッと体に入るので胃にもたれにくく助かってます。

(でも、バタートーストとかバターの美味しさも魅力的ですよねペコちゃん

 

あっでも『食べた!』と言う満足感も大切にしたいので、ガレットも食べごたえがあるレシピにしました☆

 

明日からはお天気も回復していきそうですね。

春が待ち遠しい今日この頃です。

 

ワイナリー訪問とよもやま話

イルポンテの山倉です。

 

 今回でイタリア訪問記はひとまず終了と言う事で、最後はエミリアロマーニャにあるワイナリー『Puianello』さんに行ってきました。(テーブルにちらっと見えるのはイルポンテのクジュールラスクです。壊れる事なく持っていけました。ほっ。)

 

本題ですが、エミリアロマーニャで作られる有名なワインにランブルスコと言うものがあります。ポー川流域の平坦地で栽培したランブルスコ種からつくられる、天然弱発泡性の赤ワインです。 

 

この色!とっても綺麗な色で注がれた瞬間ワクワクしました。そして写真ではよく分からないのですが、弱発泡性なのでワインを注いでいる時のシュワシュワっとした感じも楽しいですね。

頂く前は甘いのかなと思ったのですが、味も品のあるすっきりとした味わいでお料理にも合わせやすい味わいでした。

 

 

訪問後記

 今回のイタリア訪問。なんと?!8割方体調不良と言うトホホな滞在となってしまいました。

あーもったいなーい!!

何がもったいないって楽しみな美味しい食事の機会を数回逃したこと・・・。

意地でも食べようかと思いましたが、そこは冷静に考え少しでも早く回復すべく我慢しました。

 

本当に正露丸を忘れたのは今回の大きな反省点です・・。

せっかく買って用意していたにも関わらず!!

旅疲れか、はたまた進められるがままにワインを飲んでいたのがいけなかったのか・・・

私の胃は新しい年を迎えるべくリセットしていたのか・・・。

 

胃?お腹の調子は悪く熱は出るわで体内に台風がやってきた感じで・・

ただパオロさんのチーズ工房とワイナリー訪問のアポイントは何とか取る事ができたので、この機会を逃したくない!這ってでも行く!!と笑顔で??終了。

この後、合間合間で寝込んでいました。とほほ。

 

そう言えば数年前イタリアで救急車に運ばれた事がありましたね。・・

正露丸必須です。

 

でも終盤は美味しく食事を楽しむことが出来るようになったので、本当に良かったです。

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今日の正午12時でもちましてシューケットラスクの販売が終了となりました。

シューケットラスクが好き!っと可愛がってくださっていたお客様からは『残念です・・』等

声を頂いて私も心が痛むばかりです。

本当に申し訳ございません・・

 

ただ今回は前に進むための販売終了と思っています。

何卒ご了承頂きますようお願い申し上げます。

 

イルポンテ 山倉さなえ

イタリア、特選チーズ職人さんに久しぶりに会いに行けました!

イルポンテの山倉です。

年末ギリギリに何とかアポイントも取れ、当店のクジュールラスクの大切な素材のひとつ

特選パルミジャーノレッジャーノの作り手パオロ氏に会いに行ってきました。

 

パオロ氏に会うのは昨年の夏以来。

いつもキビキビとした動きに清々しさえ感じるパオロ氏。

『調子はどう?』と握手を交わし短い時間でしたがイルポンテのクジュールラスクの試食会もしました。

 

『これいいね!おいしい!!皆もどう?!』とたまたま居合わせたお客さんやスタッフの方にもクジュールラスクを勧めてくれるパオロ氏。工房に入ると一瞬でキリッと真剣な眼差しになる彼も人と接する時にはとても穏やかな顔になります。

 

 私が日本でも美味しいって言って食べてもらえている事を伝えるとパオロ氏も嬉しそうな表情をしてくれたのが印象的でした。

 

 

スタッフのお姉さん。とっても素敵な笑顔が印象的でした。

『これ私大好き!一袋貰っていい??』『イタリアでは売らないの?私買うわ!』なんて言ってくれて☆

もうビックハグしたくなりました。サキ(ちなみにこちらのお姉さんは海老とナッツがお好みでした♪)

 

そしてこの日はまたもや工房を案内してくれました。

忙しい中、時間を作って頂いて・・・感謝しないといけませんね。今日の仕込みも終盤、タイミング良く出来たてほやほやのパルミジャーノレッジャーノの赤ちゃんにもお目にかかれました。

 

重しをして脱水。 パルミジャーノレッジャーノの種類によっては側面に型も入ります。

 

こちらのパルミジャーノレッジャーノの重要な味の決め手のひとつ、塩水。50年物です。

パルミジャーノレッジャーノになる手前、大きなチーズの塊をこの塩水に一定期間漬け込み余分な水分を出し旨味を与え保存性も高めてくれます。

通常はこの塩水、腐るので入れ替えるのが一般的なのですがこちらは毎日フレッシュな生乳でパルミジャーノレッジャーノを仕込み(自社農場あり)シチリアの塩を使っているのがポイントのようで宝のような塩水になっています。

写真では見えにくいのですが、中を覗くとパルミジャーノレッジャーノが入っていました。

 

いつ見ても圧巻のチーズ倉庫。この中にイルポンテでも使わせて頂くチーズがあるんだろうなぁと思うと、また身も引き締まります。ちなみにこちらの倉庫では湿度の管理も大切だそうです。

打ち合わせ室にさり気なく置かれていた数々のトロフィー。

こちらのパルミジャーノレッジャーノは街の人も誇りにし、現地イタリア人の舌も唸らせるほどのものです。

 

イルポンテのクジュールラスクと大切な素材のひとつパルミジャーノレッジャーノ24ヶ月物も一緒にパチリと1枚。

 

こちらのチーズ工房は駅から近いわけでもなく訪問するには決して便利な場所ではないのですが、私の願いに付き合い車を出してくれたりと惜しみなく手を差し伸べてくれたマルコにも感謝しかありません。

 

今回も何とか訪問出来て良かった。パオロ氏にも会えて本当に良かった。

今度はいつ行けるか分りませんが、また次回笑顔で会えるよう成長していきたいと感じました。

 

次回はワインリー訪問などです。四葉のクローバー

 

甜菜糖な話

こんばんは!イルポンテの山倉です。

 

以前ブログでも書いたことがあるのですが、イルポンテでは北海道産の甜菜糖を使わせて頂いています。

材料を決めていっている時、まず国産の甜菜糖がいいなと思っていました。

『甜菜糖=茶色』と言うイメージを持っている方もいらっしゃるのですが

当店の甜菜糖は白色と言うよりも透明です。

 

でも、たまに世間で白砂糖はマイナスイメージで伝わっている事もあるようで

かつての私もそうなのかなぁとあまりいいイメージでは受け止めていませんでした。

 

でもせっかくなら国産のお砂糖がいいなぁと思っていたので

お店の砂糖は甜菜糖100%で行こうと決めるにあたって

自分できちんと納得しておきたかったと言う想いがありました。

そんな想いが去年の夏頃沸々と高まり事前調査開始!!

 

製糖会社様に始まり北海道道庁、JAさんなどに問い合わせて

時間は掛かったものの何とか甜菜糖の原材料の甜菜と言う作物の収穫時に畑や工場を見せて頂く事ができるようになりました!!

 

一時はなかなか前に進まなかった甜菜糖視察計画でしたが、本当に本当に周りの方に恵まれて

行かせてもらえました。

 

感じた事は『百聞は一見にしかず』

甜菜畑で実際、栽培されている農家さんにお会いしその場で甜菜スライスを頂くと言う貴重な体験。

大根のような白い作物ながら法蓮草の仲間である甜菜。

もちろんそこには透明色の果汁とも言えるような美味しさが詰まっています。

 

そしてその甘いこと!!! 

畑でその場で頂いたスライスの甘くてシャキシャキとした美味しさ!!

 

もちろん事前に多少、予習はしていたものの実際目にして口にすると

なぜ透明色(雪と同じ原理で白く見えますが)なのか納得。

腹にストンと落ちた感じでした。そしてそこに関わる方々の想い・・・

 

だから、日々甜菜糖を手にすると北海道でご縁を頂いた方々の事を思い出すのです。

あの時、やっとの思いで漕ぎつけご縁を頂けたFさん。

『エンドユーザーさんですから。』とお忙しい中お時間を作って頂き

対応してくださいました・・・

本当に感謝しかありません。

 

北海道の白い甜菜糖にはやさしい甘さ美味しさが詰まっています。

 

ちなみに日本でのお砂糖は国産のものが30%ほどしかなく、他は海外からのものになります。

 

素材の産地巡り〜国産材料100%甜菜糖vol.2〜

イルポンテの山倉です。

こちらの記事は前回からの続きです。

 

今回の産地巡りは時間もなく、帯広市滞在は1日。

なので、朝からフル回転でした。

と言う事で、

午前中はビート資料館へ。
館長さんが当日ビートにまつわる話など案内をしてくださったのですがとーっても良くまた熱くお話上手でいろいろお伺いしたりと話し込んでしまいました。
こちらの写真は甜菜を運ぶ為の貨物列車がやがては地域の人たちの足となったお話にまつわるもの。
古き良き時代の日本を思わせる素敵な写真に思わず見入っていました!

甜菜糖の色は作物に由来するものであり自然な色なのです。しかも北海道の寒暖の差で根っこの部分の糖度も上がり美味しく育ったものを砂糖に加工されている自然の産物なのです。

 

日本にあるお砂糖の内、国産のものは半数にも満たないですがぜひ普段の食生活に取り入れて欲しいなと思う食材です。